新人CE  透析 低血圧

透析患者では健常人の適正血圧が心血管イベントの発生率を下げるとは限らない。

ある研究で収縮期血圧が165mmHgが最も総死亡リスクが低かった

また心血管合併症による死亡リスクは、収縮期血圧で157㎜Hgが最も低かった。

逆にこの2つの血圧よりも低くなると死亡リスク、心血管合併症のリスクが上がった。

低血圧定義(WHOより):収縮期血圧100㎜Hg以下

            拡張期血圧60㎜Hg以下

血圧低下3タイプ

  1. 透析低血圧:透析中に収縮期血圧が30㎜Hg以上低下する
  2. 起立性低血圧:姿勢変化の3分以内に収取期血圧が20㎜Hℊ以上、拡張期血圧10㎜Hℊ以上低下
  3. 常時低血圧:日常生活で常に収縮期血圧が100㎜Hℊ以下 

 

 急激な血圧低下が各臓器への血流低下につながりイベントの発生に強く刺激する